お釈迦さまが伝えられたこと | 真宗大谷派(東本願寺)真宗会館

2016年06月15日

Category 法話

お釈迦さまが伝えられたこと

古田 和弘 氏

法話「お釈迦さまが伝えられたこと」
2015年7月4日
市民講座受講生東本願寺参拝
講師:古田 和弘 氏(大谷大学名誉教授)

講師プロフィール・メッセージ

お釈迦さまが伝えられたこと

ここは、浄土の教えを守っていこうとする場所、真宗本廟(しんしゅうほんびょう)であります。
ご承知の通り、真宗は、たくさんある仏教の宗派の一つです。しかし、真宗という意味は、それだけではないのです。それは、仏教の真(まこと)の宗(むね)を明らかにしようとする教えを伝える集団なのです。約2500年前のお釈迦(しゃか)さまの教えの真実を伝えようとしているところであります。

お釈迦さまの教えは、極めて単純明快です。人はなぜ悩まなければならいのか。人はなぜ悲しまなければならないのか。なぜ、他人と争わなければならないのか。そして、どうすれば、人は悩まなくて済むのか。どうすれば、悲しまなくて済むのか。どうすれば、人は争わずに済むのか。お釈迦さまは、その答えを命がけで探し求められたのでありました。そして、その答えを見つけられたのでした。その答えがお釈迦さまの覚りの内容なのであります。
人の悩みや苦しみ、争いの原因は、煩悩(ぼんのう)であることをはっきりお示しになられました。自分では気がつかなくても、私たちはいつも煩悩に支配されています。だから悩みや悲しみを経験しなければならないというのです。しかし、だからと言って、その煩悩を今日からなくしましょうというわけにはいきません。気がついたからと言ってやめるわけにはいきません。むしろ、煩悩をなくそうとすること自体が、煩悩のはたらきでありますので、そんなに簡単なことではないのです。

お釈迦さまの教え方は「病に応じて薬を与える」という方法であったとよく言われています。例えば、下痢を…

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