親鸞フォーラム第2回 | 浄土真宗|東本願寺真宗会館-公式サイト

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親鸞フォーラム第2回

テーマ:人間・罪を生きる

「 死刑 」と「 裁判員制度 」を考える
2009年6月20日

パネリスト
大谷 昭宏氏(ジャーナリスト)
森 達也氏(映画監督・作家)
一楽 真氏(大谷大学教授)

親鸞フォーラム第2回

一楽「人間・罪を生きる」という呼びかけ、投げかけのようなテーマであります。普通、自分は罪をつくって生きていると思っている人はあまり多くないわけです。しかし、親鸞聖人は自分のことを「悪人」、あるいは「愚かなもの」と呼び、気づくと気づかざるとにかかわらず、多くの罪をつくって生きているというところを、自分の立場、原点とした人です。

そこから考えたときに、先日導入されました「裁判員制度」において、今度は死刑の判決も我々がしていくというようなことのなかで、その問題をどう考えていくかは、私たち自身の生き方を見直す、非常に大事な課題だと思います。

特に死刑存置を日ごろ訴えておられます大谷昭宏さん、反対に、死刑廃止を訴えておられる森達也さんにそれぞれどんな問題を感じておられるか、お聞かせいただきたいと思っております。ただ、それはどちらかに結論を出したいというような趣旨ではございません。それぞれどんな問題を私たちが抱えているかということを、あらためて確かめることから始めたいと思います。
同時に、死刑制度を持っていることの意味、また制度がないと本当に世の中の平安は保つことができないのかということも、併せて考えていければと思います。この世の中をつくっているのは私たち一人ひとりの人間でありますけれども、その私たちがこの制度を必要としているのかどうか。私たちの生き方の問題として確かめることができればと思っております。ですから、今日は意見 …

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