お墓の継承者がいない場合、どうしたらよいでしょうか? | 真宗大谷派(東本願寺)真宗会館

お墓の継承者がいない場合、どうしたらよいでしょうか?

まずは、ご親族の方と十分にご相談ください。それをふまえて今後の対応についてはご相談を受けさせていただきます。

最近多いご相談の内容です。事後のお守りのことがご家族と十分に相談されずに、生前中にお墓を購入され、嫁がれた娘さんにはお守りは負担になるから迷惑をかけられないからどうしたら良いだろうというものです。

一般的にお墓の継承については、遺産の相続と同じように継承がなされます。相続人がいらっしゃらない場合、お守りをする方がおられなくなる状態(無縁墓)を避けるため、お墓を管理する寺院や霊園では、事前に承諾をいただいて合同墓(合葬墓)でお骨をお預かりすることもあるそうです。

しかしながら、ご家族のお骨ですからご家族でお守りをしたいというお気持ちの方は多くおられます。この場合は、まず娘さんに気持ちをお伝えになり、今後のことを十分話し合う必要があろうかと思います。そのうえで、次のような方法をご紹介します。

①お墓を管理する寺院、霊園が合同墓をお持ちであれば改葬する。
②別のお墓にてご親類がお守りをされるようであれば改葬する。
③東本願寺で管理する大谷祖廟に改葬する。

等がございます。
いずれの場合でも改葬(現在納骨されているところからお骨を移す行為)をされる場合は手続きが必要です。
手続きに関しましては、お住いの地域を管轄する行政機関にご相談ください。
なお、大谷祖廟(京都市東山区)へのご納骨に関しましては真宗会館にご相談ください。

 

蓮華