親鸞聖人ご命日のつどい|毎月28 日に親鸞聖人に学び「私」を確かめる時間 真宗大谷派(東本願寺)真宗会館

親鸞聖人ご命日のつどい

毎月28日 午前10時~

お寺に親しむ

法話会・行事案内

[親鸞聖人ご命日のつどい]

11月28日は親鸞聖人のご命日です。
真宗会館では毎月28日に「親鸞聖人ご命日のつどい」を行っております。参加者全員でお勤めをし、法話を聞きます。法話の後には、日ごろ悩んでいること、仏教についてのわからないことなど、参加者全員が共に聞き語らう場が開かれます。仏教に生涯をかけた親鸞という人のご命日を縁として、人間として生きる本当の意義をご一緒に尋ねてみませんか。

親鸞聖人ご命日のつどい

 

日程

7月28日(金)講師:百々海 真 氏(港区・了善寺住職)

8月28日(月)講師: 前田 義朗 氏(千葉県・浄真寺住職)

9月28日(木)講師:酒井 義一 氏(世田谷区・存明寺住職) 

10月28日(金)講師:二階堂 行壽 氏(新宿区・專福寺)

11月28日(火)講師: 前田 義朗 氏(千葉県・浄真寺住職)

12月28日(木)講師:酒井 義一 氏(世田谷区・存明寺住職) 

1月28日(土) ※真宗大谷派東京教区報恩講にご参拝ください。

2月28日(水)講師:百々海 真 氏(港区・了善寺住職)

3月28日(木)講師:酒井 義一 氏(世田谷区・存明寺住職) 

4月28日(日)講師:前田 義朗 氏(千葉県・浄真寺住職)

5月28日(火)講師:百々海 真 氏(港区・了善寺住職)

6月28日(金)講師:前田 義朗 氏(千葉県・浄真寺住職)

 

 

 

テーマ①

「信心のひとはその心すでにつねに浄土に居す」
講師:前田 義朗 氏(千葉県・浄真寺住職)

 

親鸞聖人の90年のご生涯は、悲痛と言うより他はない、幼少期からの不遇や流罪にはじまり、晩年まで続いた執拗な弾圧や家族離散・長男善鸞の義絶とほとんど息つくひまのない苦難に翻弄されたご生涯でした。東国で念仏のお同行達に異議の火が燃え広がり、聖人の元へ訪ねる者も多く、また71歳頃から最晩年に至るまで続いた聖人との往復書簡によって信の交流を続けられました。

この現存する43通のお手紙を通して、自己を語られる事の少なかった聖人を私たちは、晩年における生活や心境、そして「自信教人信」教化のお姿を窺い知ることが出来ます。現代の聖典 親鸞書簡集 法蔵館発行 細川行信氏・村上宗博氏・足立幸子氏この三氏により年代順に整理されたものを読ませていただき、親鸞聖人のお姿にふれていきたいと思います。

テーマ②

「親鸞からの風に吹かれて」
講師:酒井義一 氏(世田谷区・存明寺住職)

 

私たちは闇を抱えながら今を生きています。
しかも、そのことになかなか気づくことができません。
そして、時に苦悩を抱くこともあります。
そのような私に、時を超えて親鸞から届けられていることがあります。
それは、私を目覚めさせ、私を呼びもどす「風」です。
風は色もなく形もありませんが、肌で感じ取ることができます。
さあ、風に吹かれてみましょう。私を呼びもどす、親鸞からの風に・・・。

テーマ③

「まことのいちねん おこれるそのとき」
(出典:大谷派勤行集78 頁『正信讃』)
講師:百々海真 氏(港区・了善寺住職)

 

「ご命日のつどい」と聞き 、ある老媼(ろうおう)から「二十八日さま」 の一語 を耳にした感銘がよび起されました 。もはや日付でなく、「さま」 でした 。「 御消息 」には「(法然)聖人の廿五日(にじゅうごにち)の御念仏」(『真宗聖典』 578 頁)の一語が光っていますが、親鸞聖人もまた師法然のご命日に念仏の集会(しゅうえ)を開いていたことが偲ばれます。『 勤行集 』所収の「正信偈」や「和讃」をとおして「私にとっての二十八日さま」に出遇いたい。そう願っています。

当日スケジュール 毎月28日 午前10時~
10時~:おつとめ
(『真宗大谷派勤行集』3~49頁、その後御文拝読があります。)
10時40分頃~:法話
11時45分~12時45分:座談会