
インターネットweb会議システム「Zoom」を用いた講義となります。
全国各地どこにいてもつなぐことが可能ですので、これまでのご受講生以外の方でもこの機会にぜひご参加ください。
浄土真宗を開かれた親鸞聖人はどのような言葉に出会い、歩まれていったのでしょうか。
本講座は「言葉に出会い、人は生まれる。」を共通のテーマとして、人と生まれた意味をたずねていくことを願いとした連続講座です。
講座の詳細、お申込みはこちらをご覧ください
※リンク先は「親鸞講座案内ページ」になります。
オンライン親鸞講座の項目より詳細をご確認の上、お申込みください。
オンライン親鸞講座
会場 | Zoom <Zoomご利用方法> |
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テーマ | 言葉に出会い、人は生まれる。 |
講師 | 市野 智行 氏(同朋大学専任講師) |
日程・各回テーマ | 隔週水曜日 19時~20時半 30分前にZoomをオープンいたします。
【2022年度は終了いたしました】 質疑15~20分程度を含む |
参加費 | 3,000円(全3回分一括納入)サンガネット会員は1,500円 クレジット決済または銀行振り込み。 お申込みフォームにて納入方法を選択のうえ、事前に納入ください。 |
定員 | 定員最大300名 |
講師メッセージ | 「言葉に出会い、人は生まれる」 今回の共通テーマです。少し解釈を加え「言葉に出会い、人は問う者として生まれる」と言い直してみたいと思います。 今から数年前ですが、高校3年生の男の子と進路について話をしました。周りの友達が就職や進学が決まっていく一方で、やりたいことがなかなか決まらない様子でした。何気なく私は「今はスマホもあって便利だから、自分に合った職業や進学先なんかも診断できるって聞いたよ」と。すると彼はボソッと「先生。今は確かに便利だけど、僕には生きにくいんだ」と。「便利だけれど‥‥生きにくい。」きっと、皆さんも彼の言葉に共感するところがあるのではないでしょうか。 彼の言う「生きにくさ」は、現代の息苦しさ、閉塞感を表しているのだと思います。彼の一言は、何か特別に思慮深い、あるいは哲学的な言葉ではないのかもしれません。けれど、私にとっては「人間にとっての豊かさとは何か」「私にとっての拠り所でなんだろう」という、今もなお、私を立ち止まらせてくれる言葉となっています。彼の飾らない実直な、思いのままの言葉が、私に大きな「問い」を与えてくれたのです。そして、その問いが私の歩みとなっています。 今回のオンライン講座でも、仏教の教えと日常の言葉の狭間に立ちながら、皆さんと共に学んでいけたらと思っています。(市野智行) |
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市野 智行 氏(同朋大学専任講師) 1983年、愛知県生まれ。 大谷大学文学部真宗学科卒業。同朋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得後退学。同大非常勤講師を経て、現在同大文学部仏教学科専任講師。真宗大谷派僧侶。 論文に「親鸞の助業観について」、「凡夫についての一考察」、「共同教化の研究」など多数。 |