
多摩親鸞講座は、主に町田市近郊に在住されている方々のために開設された親鸞講座です。
仏教の基本的な考え方や、親鸞が大切にした教えを学ぶ講座です。
多摩親鸞講座
会場 | 町田市文化交流センター 5階 地図 第1回 東京都町田市原町田4-1-14 プラザ町田5F けやき東 |
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アクセス | JR「町田駅」町田ターミナル口直結など |
講師 | 三明 智彰 氏(九州大谷短期大学学長) |
テーマ | いま、仏教が教えてくれること |
参加費 | 1回 1000円 |
定員 | 60名(定員になり次第申し込みの受付を終了させていただきます) |
開催日時 | 月1回 土曜日 14時~16時 |
講師メッセージ | Covit19(コロナ感染症)、ウクライナ紛争、トルコ大地震、北朝鮮のミサイル発射……。超高齢化社会、老後の不安、闇バイト…。数々の問題や事件が噴出しています。 中でも、今回の講座で話題にしたいのは、安倍元総理銃撃暗殺事件によって明らかにされたカルト宗教の問題です。これは、実は古くからの課題ですが、特に、今の問題を通して、近代日本の政治と宗教の関わりが問われています。 それに至る遠因は、政治に対する無関心と同時に宗教教育の欠落であると思います。 長年、文部科学省の官僚をつとめておられた方が、反省の思いをこめて、現代日本に宗教教育の必要性を語っておられます。宗教とは何かという知見がないのに、宗教は無用だとか、危険だとか言い募り、自分は大丈夫という、全く根拠のない自信を持っている人が多いのではないでしょうか。そのため、思いがけない事故や身内のトラブルに動揺するこころのすきに付け込まれ、脅してマインドコントロールして巻き上げるというカルトの手口に被害を被ることも多いと思います。宗教についての素養が無ければ、乾いたスポンジが色水に染まりやすいように、引きづりこまれて抜けられないことになるのでしょう。 いまや、「宗教」と聞けば、「危険な」・「あやしげな」・「いかがわしい」という言葉が冠せられています。しかし、広く世界に眼を転ずれば、宗教は、人間になくてはならない存在でもあります。この講座では、科学と宗教、カルトと仏教、「信じる」と信心、娑婆と浄土を話題として、「いま、仏教が教えてくれること」をたずねたいと思います。 (三明 智彰) |
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三明 智彰(九州大谷短期大学学長) 三明 智彰(みはる・としあき) 1954(昭和29)年生。青森県弘前市出身。早稲田大学卒。東京大谷専修学院卒。大谷大学大学院文学部研究科真宗学専攻。博士課程満期退学。大谷大学助教授、愛知新城大谷大学教授・社会福祉学部長を経て、現在九州大谷短期大学学長。明教寺前住職。1997(平成9)年より東京で市井の聞法者に真宗公開を願って定期的に学習会を行う。量深学場主宰。著書に『親鸞の阿闍世観―苦悩と救い』、『阿弥陀経講話』、『願心の目覚め』、『歎異抄講義』上下巻、『団塊世代の仏教入門「歎異抄」に学ぶ―歎異の精神・弥陀の誓願・念仏往生の信』、ほか多数。近著に月刊「大法輪」での連載が、『自己をみつめ、弥陀の本願に出遇う信心の書「歎異抄」講座』として刊行された。 |