仏法聴聞の機縁
真宗会館では、春と秋のお中日(春分の日、秋分の日)に彼岸会法要兼永代経法要をおつとめします。
彼岸とは、覚りの世界「浄土」という意味です。古来より日本では、春秋の太陽が真東から真西に沈むすがたを見て浄土を想うという中国からの伝統を受け継ぎ「彼岸会(ひがんえ)」という仏教行事を営んできました。
本願寺第八代の蓮如上人は、春秋彼岸を「昼夜の長短なくして、暑からず寒からず、(中略)仏法修行のよき節」だと述べられました。亡き人を偲ぶ事を通して、亡き人と出遇いなおし、そして自分自身の帰すべきところを定めよと呼びかけておられます。
皆様におかれましては、この機会を大切にしていただきますよう念じまして、是非ともお参り下さいますようご案内申し上げます。