仏教学入門講座PLUS 10月21日より東京駅にて開講 真宗大谷派(東本願寺)真宗会館
仏教学入門講座PLUS

仏教学入門講座PLUS[全6回]

今回の「仏教学入門講座PLUS」では「大乗仏教の出現」というテーマのもと、
仏陀・釈尊(お釈迦様)の⼊滅後、仏教がどのように受けつがれ、展開していったのかを学んでいきます。
⼤乗仏教の「⼤乗」とは、どんな⼈でも乗ることのできる(救われる)⼤きな船を意味しています。
果たして仏教の教えは、修⾏した者だけが救われるという教えなのでしょうか?
「⼤乗」が⽣まれてくる歴史的展開を通して、仏教が今を⽣きる私たちに何を伝えているのか、たずねてまいります。

こんな方にオススメの講座です

  • 大乗仏教が伝わってきた歴史的経緯を学びます。

    大乗仏教が伝わってきた歴史的経緯を学びます。

  • 学問的に仏教を根本から 学びたいというご要望にお応えします。

    学問的に仏教を根本から 学びたいというご要望にお応えします。

  • 仏教の言葉を手がかりに、 今を生きる私について考えます。

    仏教の言葉を手がかりに、 今を生きる私について考えます。

講座詳細

仏教学入門講座PLUS

会場

TKP東京駅カンファレンスセンター

東京都中央区八重洲1-8-16 新槇町ビル
(東京駅八重洲口より徒歩1分)

第一回、第二回は 2 階(カンファレンスルーム2A)の会場
第三回以降は 10 階(カンファレンスルーム10B)の会場になります。

テーマ

大乗仏教の出現

講師

宮下 晴輝(みやした せいき)氏
(真宗大谷派教学研究所所長・大谷大学名誉教授)

参加費

1回 1,000円

サンガネット会員の方は半額(1回500円)
サンガネットの概要はこちら

 

受講料は当日、会場の受付にてお支払いください。

開催日時・各回テーマ

日程(毎月月曜日/全6回/18:30~20:30)

①:2024年10月21日(月)

  1. 供養の宗教

(1) 阿含経の結集と如是我聞

(2) 経典の伝承と三蔵の成立

(3) アショーカ王と仏教

(4) 仏塔供養と回向

 

②:2024年11月18日(月)

  1. ジャータカ物語

(1) 過去七仏思想

(2) 釈尊の生涯の物語

(3) ジャータカ物語

(4) 何のための物語か

 

③:2024年12月16日(月)

  1. 菩薩の誕生

(1) 菩薩という語の成立

(2) 新たな求道者像

(3) 燃燈仏授記物語

(4) 菩薩の誓願と波羅蜜行

 

④:2025年1月20日(月)

  1. 大乗経典の出現

(1) 新たな如是我聞

(2) 経典の伝承と受容

(3) 最初の大乗経典

(4) 仏土に生まれる仏道

 

⑤:2025年2月17日(月)

  1. 仏説と仏身

(1) 仏説と非仏説

(2) 諸仏出現の源泉

(3) 空を説く般若経

(4) 無上正覚をもとめる菩薩

 

⑥:2024年3月17日(月)

  1. 生死いづべき道

(1) 仏道の根本動機

(2) 流転の生と実りゆく生

(3) 生死を出離する

(4)〝ひとえに往生極楽の道を問い聞かんがためなり〟

 

講師メッセージ

仏教学の最大の課題は、どうして大乗仏教が出現することになったのかということにつきます。この課題は、ひるがえって釈尊の仏教とは何であったかを確かめ、そこからどうして大乗の仏教を生みだすことになったのかを問うていくことになるでしょう。

幸いにして2023年開講の「仏教学入門講座」では、釈尊自らがぶつかった問題を確かめ、その問題を解いて仏陀になったということの意味をたずねてきました。そこで今回の「仏教学入門講座PLUS」では、仏教学の最難関に挑んでみようと思います。望むらくは、最後に日本の鎌倉時代の祖師たちにもほんの少し触れることにでもなればいいのだがと思います。

講座PLUS全体のテーマを「大乗仏教の出現」とします。そして上記のような6回のテーマと内容で考えていきます。

(宮下晴輝)

定員

70名(会場のみ オンライン配信はございません)

申込締め切り

10月17日(木)

定員に空きがある場合は締め切り以降のお申込や、二回目以降からのご参加も可能です。
はじめのお申込みで全6回分のお申込が完了となります。
欠席の場合のご連絡は不要です。

申し込みはこちら

講師 プロフィール

講師

宮下 晴輝 氏

1949年石川県生まれ。金沢大学法文学部卒業。大谷大学大学院文学研究科博士課程満期退学。石川県(山代温泉)専光寺衆徒。大谷大学名誉教授。現在、真宗大谷派教学研究所長。

専門は古代インドの仏教思想。著書に『はじめての仏教学―ゴータマが仏陀になった』、編著に『仏教とキリスト教の対話Ⅱ』、主な論文に「仏土に生まれる―大乗経典端緒の文脈―」など多数。