三重県で終活サポート講座開催 ~ライフエンディングノートで「これから」を見つめる~ | 真宗大谷派(東本願寺)真宗会館

2026年02月09日

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三重県で終活サポート講座開催 ~ライフエンディングノートで「これから」を見つめる~

三重教区(桑名別院)*宗祖親鸞聖人御誕生850年立教開宗800年慶讃法要事業として、真宗会館発刊の『ライフエンディングノート 生きることを始めるための遺言ノート』を活用した「生きることを始めるための終活サポート講座(桑名別院会場第1回)が開催され19名のご門徒が集いました。
全3回となる本講座。今回は、2026年1月17日(土)14時より行われた第1回目の様子と、参加者の声をご紹介します。

*宗祖親鸞聖人御誕生850年立教開宗800年慶讃法要・・・慶讃法要は、宗祖親鸞聖人の御誕生と立教開宗を慶び讃える御仏事

 

 

 

 

 

三重教区・桑名別院慶讃事業ページ

終活サポート講座ページ

 

 

  • 桑名市東部地域包括支援センターによる
     終活ミニ講義「介護について」
  • 二階堂行壽 師(東京都・専福寺住職)による
     「仏教の終活 ― どう生きているか・どう生きてきたか」

 

二階堂氏は

「一般的な終活では、人生の終わりを見据え、保険や預貯金などの情報をノートにまとめていきますね。しかし、真宗会館で発行しているライフエンディングノートでは、それらの内容は別冊にまとめられています。メインのノートには、『生きることを始めるための遺言ノート』というタイトルがつけられていますが、どのようにこれからの人生を生きていこうとするのか、そこにこのノートの要がある」

とおさえられ、参加者の皆さんは熱心に耳を傾けておられました。

 

(左メインノート、右別冊)

参加者インタビュー
― 講座に参加した理由と、終活への思い ―

今回取材にご協力いただいたのは、
安藤さん(真宗大谷派 野亨寺門徒)
近藤さん(真宗大谷派 仏乘寺門徒)のお二人です。

 

◆ 講座に参加したきっかけ

お二人とも、桑名別院から届いたチラシをご覧になり参加を決められたとのこと。以前から「エンディングノート」に関心があり、「今後のための良いきっかけになれば」と申し込まれたそうです。

 

◆ 現在取り組んでいる終活について

  • 安藤さん
     「昨年父を亡くし、遺品整理がとても大変でした。自分のときは、こどもたちに少しでも負担をかけたくない、という思いがあります」
  • 近藤さん
     「宝石などの資産を、少しずつ息子夫婦に譲っています。また、公的な手続きではありませんが、孫に“棺に入れてほしいもの”を伝えています。孫が描いてくれた絵など、自分の宝物ですね」

 

◆ エンディングノートとの向き合い方

  • 近藤さん
     「今回のノート以外のものを友人からもらったことがありますが、なかなか書けませんでした。息子からも『何かあったときのために書いておいて』と言われているので。」
  • 安藤さん
     「家族が困らないように、何か残さなければと思い、興味を持ちました」

 

お二人とも、真宗会館発刊のノート以外にもエンディングノートをお持ちでしたが、途中で手が止まってしまったとのこと。

「一人で書こうとすると、何から書けばいいのかわからない。ずっと“書かなきゃ”と思っていたけれど、結局書けないまま今日を迎えました」

 

◆ 講座形式だからこそ、書けたこと

今回の講座では、講義を聞きながら参加者全員で一緒に書き進めるスタイルが取られました。

「今日は書けました!」

と笑顔で話してくださったお二人。
ノートの構成は「現在・過去・未来・仏事・念仏」というトピックに分けられおり、今回は現在と過去を記入。

特に「過去」のページは、0歳から現在までを一年ごとに振り返る形式になっており、

「自然と思い出せて、とても良い。今は日々の生活に追われて考えられる時間がないので、貴重な時間でした」

と感想を語ってくださいました。

 

書いてみて感じた難しさと気づき

「考えることの大切さはわかっていても、やはり難しい」と感じる場面も。

「“今のあなたを表す漢字”を一字で書きましょうという欄があって、これがなかなか書けませんでした」

一方で、講義を通して終活のイメージが大きく変わったとも話されました。

  • 近藤さん
     「表紙にある『生きることを始めるための遺言ノート』という言葉に、深くうなずかされました」
  • 安藤さん
     「終活は“終わりに向かうもの”だと思っていましたが、“ここから始まる”という意味が少しわかった気がします」

これからどう生きるか、という視点がとても大事だと気づかされました。

残すこと、伝えることの意味

真宗会館発刊のエンディングノートについて、近藤さんはこう語られます。

「自分のために書くと同時に、遺された人が読んだときに、母はどんな人生を歩んできたのか、どんな友達がいたのか、そういうことを伝えられるのがいいですね。最後に家族に読んでもらえたら嬉しいです」

安藤さんも、

「口で話しても忘れられてしまうことがあるからこそ、残しておくことも大切だと感じました」

また、

「鉛筆で書いて、何度でも書き直していい」
という講師の言葉に安心したとも話してくださいました。

「一度書いたら終わりではなく、その時々の気持ちで書き進められるのがありがたいですね」

おわりに

今回の講座は、単なる“整理”としての終活ではなく、
「これからをどう生きるか」を見つめ直す時間となったようです。

次回以降の講座でも、参加者それぞれが自分の歩みを振り返り、未来へつなぐ学びが深まっていくことでしょう。

(おわり)

 

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