スマホとベビーカー | 真宗会館コラム | 真宗大谷派(東本願寺)真宗会館
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スマホとベビーカー

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スマホを使わない当方には、不思議でならないのが「歩きスマホ」。何が面白くてあんなにも一心に、歩きながら手元の小さな画面に見入っているのか。他人には迷惑、本人も交通事故の危険性が……などといわれ続けながら、街中に歩きスマホを見かけない日はないのである。

ほとんどは若い男女。「小さな画面を見る」というスマホ特有の制約があるせいか、中高年者はまずいない。しかし狭い歩道ですれ違う折など「よけるのはソチラさ」といわんばかりの無神経さに接するのは、正直、余り気分のいいものではない。

しかし最近、そんな歩きスマホの中にも、多少の違いが見えるようになってきた。まず第一に、朝の時間に歩きスマホの少ないこと。お昼になり、午後・夕方になるにつれ多くなる。なぜだろう。おそらく朝の時間は登校・出社など目的が明瞭で、時間的な余裕もないせいだろう。

第二に、ぜったいに歩きスマホを見かけないのが、よちよち歩きの子どもを連れたお母さん。ベビーカーやスリング(抱っこひも)のお母さんたちも、まずそうだ。子どもの安全確保とスマホとが両立しがたいものだと直感されてのことに違いない。

街中でベビーカーに出会うと、誰しもが、やさしく見守ってあげたいような、穏やかで豊かな気分になる。最近はただ、実際に近づいてみるとそのベビーカーに、ペット犬がすましていたりもするが。

 

 

 

稲垣 真澄 (フリージャーナリスト)

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