2020年10月09日

Category サンガコラム

悲しみを分かち合う

カメラを持って街に出よう

スタジオに飾られていたグラジオラス。持ち帰り、仕事部屋に飾らせてもらった。

 「お花は優しくてね、お部屋に飾ると悲しみを受け止めてくれるんですよ」。朝の報道番組を終えたとき、スタジオに飾ってあった花を眺めながらスタッフさんが教えてくれた。

その週は人の命が奪われるニュースが多かった。いつも番組が終わると、お花を頂いて持ち帰る。悲しみがこみあげてきたとき、窓辺に咲く花がこの気持ちを分かち合ってくれていると思うと、ほんの少し、心が軽くなる。

 

 

※2019年1月号(157号)の連載開始以降、大変好評いただいておりました本コラムですが、今号をもちまして全12回の連載が終了となります。

 

 

安田 菜津紀 (フォトジャーナリスト)
1987年神奈川県生まれ。Dialogue forPeople(ダイアローグフォーピープル)所属フォトジャーナリスト。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『写真で伝える仕事 -世界の子どもたちと向き合って-』(日本写真企画)、他。上智大学卒。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。

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