2016年06月15日

Category 親鸞フォーラム

親鸞フォーラム第7回

今、<ここ>で生きる
―あなたの居場所はどこですか―

2012年9月9日(日)

パネリスト
てt

コーディネーター
一楽 真 氏(大谷大学教授)

秋葉原で無差別殺傷事件を起こした被告はこう語る。

「家族や友人、仕事もなくなり、今、思い止まったとしても、もう自分の居場所はどこにもない」
 あふれる言葉や情報の中で、私たちは本当の意味での自分自身と世界を回復する言葉をたずねていかなければならない。

 

一楽  現代は、若い人たちを中心に、自分の生まれてきた意味や自分の居場所を、どこかで確かめたいと思いながらも、それを見出せず厳しい現状の中に投げ出されています。またその中で、生きる気力を失ったり、あるいは社会から逸脱してしまうということが起こったりしています。この日本の現状をどう見ておられるのかということをお聞きし、さらには、私たち一人一人がその現状とどう向き合っていくのかということを確かめる、そういう時間にできたらと思っております。
秋葉原事件を起こした加藤智大被告は「家族や友人、仕事もなくなり、今思いとどまったとしても、もう自分の居場所はどこにもない」と語っております。彼には居場所やつながりがなかったのでしょうか。

中島  居場所という問題ですが、まず近年、社会が流動化し、かつて日本が持っていた地域社会が壊れている状況の中で秋葉原事件が起きたことを考えなければいけません。秋葉原事件は、2008年6月に起き、たくさんの方が殺傷されました。
当時20代半ばの加藤智大はなぜあの事件を起こしたのか。彼は、公判で事件を起こした理由について詳しく話しました。また、事件の手記を出版しています。その中で彼は、イ…

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